僕(ポジお)が後に人生を大きく変える女性「ネガちゃん」と出会い
付き合い始めて最初に驚いたのは、お弁当。
毎日持ってきてくれるお弁当が、とにかくすごい!
彩りもきれいで、おかずの種類も豊富。
「朝、本当にこれ作ったの?」
と思うくらい手が込んでいて、毎日お昼が楽しみでした。
料理が大好きなネガちゃん。
今思えば彼女は、
「大切な人と、美味しいものを食べて『美味しいね』と笑い合える時間」
そんな暮らしをずっと夢見ていたのかもしれません。
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ある日、ネガちゃんが
「バレンタイン、楽しみにしててね。」と言ってくれた。
久しくそんなイベントとは縁がなかった僕は、その日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
そして当日。
手渡された可愛くラッピングされたお菓子を見た瞬間、思わず固まりました。
「……え?これ、お店で買ってきたんだよね?」
ラッピングは完全に売り物レベル。
料理なんてほとんどしたことがない僕は、「お菓子って、こんなの家で作れるものじゃないでしょ。」と、本気で思っていました。
美味しいお菓子は、特別な道具と高級な材料があって初めて作れる。
そんな偏見の塊だったんです。
ところが聞けば、
「全部100均でそろえたよ。」
……100均すごすぎ。
いや。
ネガちゃん、すごすぎ!!!
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開けるのが勿体無いくらい綺麗なラッピングからコロンと顔を出したのは
マフィン。
口に入れた瞬間、
「……うまっ。」
それしか言葉が出ませんでした。
ふわふわなのにしっとり。
甘さもちょうどいい。
気づけば、
「うまっ。」
「え、うまっ。」
「何これ、うまっ。」
語彙力が完全に消えていました(笑)
あれから数年経った今でも、あの時の衝撃は忘れられません。
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その日、僕は確信しました
高級な材料でもない。
プロ仕様のオーブンでもない。
それなのに、人生で一番美味しいと思ったマフィン。
食べ終わる頃には、僕の中で一つの確信が生まれていました。
「この人なら、お店ができる。」
「絶対に売れる。」
それが、
60歳でお菓子屋さんを目指す物語の、本当の始まりでした。
そしてこの日から、僕はネガちゃんの一番の応援団長になったのです。
ポジお✏️

