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「ポジお、数種類のクッキーとマフィンの試作レシピが完成したよ! でもこれ、1個あたりの正しい原価を出して販売価格を決めないと、前に進めないよね……」
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「任せて! それぞれ材料が違っても計算の仕組みは全部同じはず。今のAI全盛期、優秀なAIにお願いすれば、僕たち専用の『最強の原価計算ソフト』が作れるかも!」
こんにちは、ポジおです!
パティシエのネガちゃんと一緒に、12月の試験販売に向けて怒涛の勢いで準備を進めている私たちですが、いよいよビジネスの心臓部である「お菓子の原価計算」に着手することになりました。
言うまでもありませんが、1個あたりのおおよその原価が正確に分かっていないと、お客様に提示する「正しい販売価格」を決めることはできません。目先の手取りに釣られて大失敗したあの追加徴税の教訓があるからこそ、今回は1円単位まで徹底的にこだわります。
お菓子の原価をしっかりと算出するために必要な要素を書き出してみると、主に以下の4つに整理されます。
📋 お菓子の原価計算に必要な「4つのデータ」
- レシピと分量の正確なデータ: 小麦粉、バター、砂糖、卵など、レシピに使うすべての材料と、1回あたりに使う正確なグラム数。ここで大切なのは、塩やバニラオイルといった『ごく微量なもの』も、積み重なれば大きなコストになるため決して無視しないことです。
- 出来上がりの総数(何個分・何等分): そのレシピで一度に作った生地から、クッキーが何枚できるか、マフィンが何個焼き上がるかという正確な「総数」。
- 購入価格のリアルな記録(レシート・納品書): 材料の「購入価格」と「内容量」を完全に一致させます。
(例:「バター450g入り=900円」「薄力粉1kg入り=300円」「卵1パック10個入り=300円」など。ここから『1gあたり(または1個あたり)の単価』を計算します。バターなら900円÷450g=1gあたり2円ですね。) - 包材費(ラッピング資材): お菓子を入れる袋、箱、カップ、リボン、シール、乾燥剤、保冷剤、手提げ袋など。中身の原価だけでなく、お菓子1個を包むためにかかる資材費をすべて足す必要があります。
私たちはまず、「クッキーを一度に50個作る」ことにして、それにかかるすべての材料費を算出し、そこから1個あたりのコストを割り出すことにしました。その正確な数字が出たら、目標とする原価率を加えて、逆算して販売価格を決定していく流れです。
表計算ソフトからAIの領域へ: y = x ÷ 〇〇 の方程式
ネガちゃんは今回、数種類のクッキーと、ふっくら美味しいマフィンを作ってくれます(改めて、自分の頭の中のレシピを形にできる職人って本当に凄いなと尊敬します)。
それぞれのお菓子によって、使う原材料や分量は当然バラバラですが、「全体のコストを計算して、出来上がりの個数で割る」という計算のやり方自体はすべて全く同じです。これって、中学校の数学の授業の時にやった、 y = x ÷ 〇〇 みたいな方程式の感じですよね。
「それなら、エクセルやスプレッドシートなどの表計算ソフトを使って数式を組めばいいな」と、最初は思いました。しかし、そこからもう一歩だけ考えを進めてみたのです。
「今はAI(人工知能)全盛期。無料で使える優秀なAIが世の中に溢れているんだから、表計算の枠を超えて、もっと自分たちが使いやすい専用の管理ソフトそのものをAIに作ってもらえるんじゃないか?」と。
現在、Googleの「Gemini(ジェミニ)」や、チャットGPT(私は親しみを込めて『チャッピー』と呼んでいます。笑)など、それぞれのAIには得意分野や特徴があります。その仕組みの詳しいところは私には分かりませんが、こと**「プログラミングや実用的なソフトのコードを作る能力」において、圧倒的に頭一つ抜けて優秀なのは『Claude(クロード)』**だという確信がありました。
そこで早速、Claudeの画面を開き、私たちが本当に欲しかった指示書(プロンプト)を打ち込んでみたのです!
👨 ポジおが入れた最初のプロンプト:
「これから個人でお菓子を販売するにあたり、初心者でも簡単に材料費を入れるだけで一発で原価が出せる、専用の原価計算ソフトを作れるか?」
そうしたところ……驚くべきことが起きました。まるで魔法のように、私たちが使いやすい専用の管理アプリが一瞬で画面の中に出来上がったのです!

段階的なバージョンアップで「究極の一元管理ソフト」へ進化!
このAIを使った開発の何が凄くて便利かというと、**「もっとこういう機能が欲しいな」と思いついた瞬間に、新しいプロンプトを入れるだけで、自分好みにいくらでも自由に、段階的にバージョンを上げられる『究極のカスタマイズ性』**にあります。
実際、今回も私の欲しい機能に合わせて、Claudeと会話をしながら以下のようにシステムを成長させていきました。
- 第1段階(初期): レシピと分量を入れるだけで、お菓子1個あたりの原価と理想の販売価格を一発で弾き出す機能。
- 第2段階: 「12月にマフィンを〇個、クッキーを〇個売る」と目標を入れると、すべてのレシピから逆算して、「小麦粉が総量で何キロ、バターが何グラム必要なのか」という、買い出しに必要な材料の総量を一瞬で計算してくれる機能。
- 第3段階: 商品を売った後の「在庫管理機能」。何個売れて、何個残っているのか。さらに、売れ残ってしまったり、形が崩れてネガちゃんと2人で美味しく試食したりしたお菓子の数(ロス)まで、完璧にデータとして管理・調整できる機能。
- 第4段階: それら日々の大切な売上や在庫のデータを、ボタン一つで安全に記憶して保存できる「バックアップ機能」。
単なる原価計算の枠を超えて、日々の売上管理までこれ一つで一元管理できる、私たちの活動に100%フィットした最強のオリジナルソフトが完成したのです!


💡 すべての数字は「1年後の確定申告」へと繋がっている
このソフトを動かしていて、経営者としてもの凄く深い仕組みに気がつきました。これら日々の売上や原価の管理は、最終的に**「確定申告の際の正しい利益の計算」**に直結しているのです。
税金というのは売上ではなく「利益(儲け)」に対してかかるもの。だからこそ、正しい利益を求めるためには、日々の仕入れ(原価)の正確な数字が絶対に必要になります。つまり、すべての正しい経営と節税は、この『原価計算』という最初の1歩から始まっているということ。ここを自動化できた恩恵は、想像以上に絶大です!
皆さんも、日々のちょっとした面倒なルーティン作業があれば、ぜひAIに「これ、自動化するツール作れる?」と声をかけてみてください。驚くほど簡単に、AIを自分の身近な最強のビジネス相棒として実感することができますよ!
まとめ:手探りで形を生み出す、大人のクリエイティブな挑戦
完成した最強のAIソフトを駆使して、ネガちゃんと2人でパチパチとデータを入力し、ついに12月に販売するすべてのお菓子の正しい販売価格が決定しました!
あとは、この計算結果の通りに実際の材料を購入し、心を込めてお菓子を焼き上げるだけです。「やってみたい!」という純粋なワクワクから始まった私たちのお菓子屋さんの夢が、本当に少しずつ、でも驚くほど確実に、確かな形となってきている実感が湧いてきています。
私が普段やっている本業の仕事は、自分の手で何かをゼロから生み出すようなクリエイティブな職種ではありません。だからこそ、こうしてネガちゃんと共に、手探りで新しい価値や仕組みを形にしていくお菓子屋さんの準備プロセスは、脳みそが痺れるほどに刺激的で、毎日が勉強の連続です。
この年齢になって、こんなにも新しくてエキサイティングなことに全力で挑戦できているのは、「お菓子作り」という最高のスキルと情熱を持った、ネガちゃんという最強のパートナーに恵まれたからに他なりません。ネガちゃん、裏方の仕組みは任せておいて。いつも本当にありがとう!
さて、価格が完璧に決まった次なるステップとして、私たちは「郵便局の無人販売の棚に置く、お皿やカゴなどのディスプレイをどうオシャレにするか?」についての相談をスタートしました!次回は、お客様の目を引く売場作りのアイデア編をお届けします。どうぞお楽しみに!
ポジお✏️

