個人事業主への道 その3 お菓子屋を夢見る50代が、スキマバイトの即金に感動して「青色申告」に至るまで

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こんにちは、ポジおです!前回(その2)、スキマバイトでの副収入にまさかの「追加徴税」という大打撃を受け、絶望のどん底に叩き落とされた私。しかし、ここで立ち止まっているわけにはいきません。

痛い目を見たからこそ、私は次の行動へと一瞬で頭を切り替えました。もはや選択肢は一つしかありません。「給与所得(雇われの身)がダメなら、他の所得で攻めるしかない!」ということです。

今回は、私が紆余曲折を経てついに「自分の事業」を立ち上げ、個人事業主としての道を歩み始めた最終章をお届けします!


知っておきたい!副業に深く関係する「4つの所得」

日本の所得税法では、所得が全部で10種類に区分されています。そのうち、私たちが副業で得る収入は、主に以下の4つのいずれかに該当します。

  • 給与所得: 休日や仕事帰りに、別の会社でパートやアルバイトなどの雇用契約を結んで働いた場合の収入(※前回の私の絶望の原因です)。
  • 不動産所得: 所有しているマンションやアパート、駐車場などを貸し付けて得た家賃収入など。
  • 雑所得: アフィリエイト、オークション、フリマアプリの売上、単発の原稿料など、他のどれにも当てはまらない副業の多くがこれに分類されます。
  • 事業所得: ハンドメイドやお菓子の販売、Webライライターなどで、営利性・継続性・独立性を持って本格的な「事業」として行っている場合の所得。

ここから先の戦略を考えると、狙うべきは「雑所得」「事業所得」の二択になります。


📊 雑所得と事業所得の違い

副業を始めるにあたって、ここが運命の分かれ道になります。2つの違いをわかりやすく表にまとめました。

項目雑所得 🗒事業所得 📊
定義趣味の延長や、単発・お小遣い稼ぎの副業営利性・継続性があり、独立して営まれる「事業」
税制上の優遇ほぼなし青色申告特別控除(最大65万円)などが使える
赤字の扱い他の所得(本業の給料など)と相殺できない他の所得と相殺(損益通算)して節税できる
帳簿の保存原則不要(収入によって義務化あり)複式簿記での帳簿づけと7年間の保存が必要

雑所得であれば気軽に始められますが、私たちが目指すのは「10年後にお菓子屋さんをちゃんと事業として成立させること」です。となれば、目指すべきは当然「事業所得」一択となります。

国税庁のルールが味方に!線引きの最重要ポイント

「でも、個人の小さなお店が事業所得って名乗っていいの?」と不安になりますよね。実は2022年の国税庁通達で、この判定がより明確になりました。

  • 帳簿書類の保存があれば、収入がどんなに小さくても原則「事業所得」として扱われる!
  • 帳簿書類の保存がない場合、その所得に係る収入金額が300万円を超えるかどうかで概ね判定される(超えなければ雑所得と推定されやすい)。

つまり、「帳簿をちゃんとつけているかどうか」こそが、国から事業として認めてもらうための最重要ポイントなのです。


事業所得を得るためにポジおが実践した「3つの具体策」

上の表の通り、帳簿の保存などは少しハードルが高く見えるかもしれません。しかし、一歩を踏み出してしまえば意外とシンプルです。私が実際に行った準備がこちらです。

① 開業届を提出する

税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出します。これ自体で事業所得が確定するわけではありませんが、「私はここで事業を始めます!」という強い意思表示になります。
「開業届」と聞くと、お堅くて難しいイメージがあるかもしれませんが、今はWebでサクッと提出できる時代です。私は「マネーフォワード クラウド開業届」を使いました。スマホから驚くほど簡単に手続きができた様子は、また次回のブログで詳しくお話ししますね!

② 青色申告承認申請書を提出する

最大65万円の大きな税金控除(節税メリット)を受けるために、開業から2ヶ月以内に提出する書類です。これも「マネーフォワード クラウド開業届」を使えば、開業届と同時にワンクリックで申請できるので、驚くほど簡単でした。

③ ビジネス用の銀行口座・クレジットカードを作る

プライベートの生活費と、副業の売上・経費を完全に「分離」させておくことは、税務署への「きちんと事業をやっています」という強力な実態証明になります。

⚠️ 電車移動が多い副業者のプチ注意点!
私は交通費の経費精算をスムーズにするため、交通系IC(Suica)も「プライベート用」と「事業用」の2つに分けました。iPhoneの「エクスプレスカード」機能を使えば、画面ロックのままで自動改札を通れて非常に便利なのですが、エクスプレスカードは1枚しか指定できません。
そのため、複数枚のSuicaを切り替え忘れて改札を通ると、支払いがごっちゃになってしまうトラップがあります(笑)。まぁ、後から記録を遡ってマネーフォワードに読み込めば修正できるので大した問題ではないのですが、これから分ける方は少しだけ気をつけてみてください!


まだ見ぬ確定申告へ向けて、いま私がやっていること

以上の3つを揃えて開業届が受理されれば、あなたも立派な個人事業主の仲間入りです!

私はまだ事業化して数ヶ月しか経っていないため、この形式での確定申告はこれからです。そのため、とにかく「今できる正しいこと」をコツコツと積み上げています。

  • マネーフォワードクラウドを使って、日々帳簿をつけること
  • お菓子の試作にかかった経費のレシートを、すべて保存すること

レシートや領収書は、100円ショップで購入したファイルに月ごとにタグをつけて大切に保管しています。さらに、レシートの裏には「何のために使ったか(〇〇の試作、など)」を簡単にメモ。スケジュール管理ソフトにも、行動の詳細をできる限り細かく記録し、毎月PDFファイルにして保存しています。この徹底した記録こそが、未来の自分を助ける盾になるのです。


まとめ:確定申告という「ありがたい制度」を活用しよう

副業を始めてから本当に紆余曲折ありましたが、ようやく「事業所得」という最高のベースキャンプに落ち着くことができました。

よく「確定申告は面倒くさい」と言われますが、見方を変えれば「国が一方的に税金を決めるのではなく、国民自らが所得と税額を計算して国に申告・納税する」という、実はとてもありがたい、民主的な制度です。多少の手間はかかりますが、自分のビジネスを成長させるためにも、絶対に正しく活用すべきです。

10年後のお菓子屋さんというゴールに向かって、ポジおの挑戦はまだ始まったばかり。これからもポジおとネガちゃんの夢への物語は続いていきます。

確定申告を簡単にできる便利なソフトウエア→ マネーフォワードクラウド確定申告

「私も自分の名前でビジネスを始めてみたい!」と思ったあなた。ぜひ、今日から小さく帳簿をつける準備から始めてみませんか?

ポジお✏️

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